優れた投資家は「安い」「高い」を正しく判断する
５カ月前NEMは0.4円/XEMであった。今28円/XEMなので70倍である。
だから高い。
…は間違いである。
多くの人は過去いくらでその時買っていれば
今は何倍でと、取らぬたぬきの皮算用をする。
過去からの倍率は参考値となるが重要度は低い。
今いくらで将来いくらになるか、見込みがあるかが重要である。
今の値段は安いのか？
未来に想定される値段はその人の未来予測精度により異なる。例えば客観的指標として時価総額を用いる。
Bitcoin $32,567,862,125
Ripple $14,230,528,729
Ethereum $11,559,710,641
NEM $2,059,200,000
NEMが将来Ethereumの時価総額を超えるまで買われる。
と考えている場合、現時点で超えていないNEMはまだ安いといえる。
Bitcoinを超えて仮想通貨時価総額No1になる。
と考えている場合、NEMはさらに安いといえる。
それどころか、NEMが仮想通貨時価総額No1になっても
Bitcoinですら大企業1社程度の時価総額しかなく
仮想通貨市場全体がまだまだ成長する。
と考えている場合、NEMはまだまだ全然安いといえる。
NEMが世界通貨になるかや
仮想通貨市場がどの程度成長するかは
人によって意見が分かれるだろうし
未来は不確定である。
キレたKはNEMは世界通貨になると考えているので
他の仮想通貨時価総額と比較してまだ全然安いとみる。
未来予測の不安定さ
キレたKは現時点においてNEMはまだ全然安いとみているが明日には「いや、全然高い」と言い出すかもしれない。
これはキレたKがウソつきであるとかそういう問題ではない。
人にとって未来の予測は
その期間が遠くなるほど不確定で不安定なものとなる。
例えばバフェットさんが
「オレ明日からZaifでNEM全力買いするわー」
と発言したという確度の高い情報をキャッチしたとしよう。
その情報が入った時点で未来予測に修正が加えられる。
つまり未来予測とはその時点で出そろった情報をもとにした
「今」の予測であり時間経過とともに
刻々と変更修正を加えられるものなのである。
著名人がよく様々な分野の将来可能性について問われるが
「わからない」と答えざるを得ないのは
今時点での予測はあっても
新情報の出現で予測は変動し
結果としてウソつきとなる可能性が非常に高いからである。
何円だから高くて、何円だから安いということでなく
今時点でこういう状況だから安く
将来的にこうなったら高いということで
その采配と決断に投資家としてのセンスが問われるのである。
つまり安いのか？
長々と書いたが現時点で時価総額的に見てNEMまだ安い。というのが結論。
確か年内に10円程度を予測した人がいたが
あれは時代の流れの加速を甘く見積もっている。
Bitcoinで億り人発生が数年だったか？
なら今は数カ月で億に到達する時代だ。
ただし未来は不確定だし
投資家は他者を信じるべきではない。
自分と、自分の頭で考えて出した結論を信じろ。
少なくともそれで損はしても後悔はしない。
ケモノはいても、ノケモノはいない。
NEMい。なんか記述おかしかったり間違ってたり
詰めが甘かったりしたらすまぬ。
以上。
