ある時神が「神、天使、ヒトの序列を決める」と言った。
私はそれを聞いて、当然神が1番で、2番目が天使、3番目がヒトだと思った。
だが、続く言葉に耳を疑った。
「1番目が神、2番目がヒト、3番目が天使である」
私はキレた。
「なぜ炎より生まれし圧倒的に能力の高い天使が、
土くれから生まれた愚かなヒトよりも下なのか」と。
神はすこしだけ息を吸って、「ハァーーー」と深いため息をついたあと、言った。
「確かに、天使の能力はヒトと比べるまでもなく優れている」
「だが、ヒトは神である私によく似ている、だから、2番目だ」
私は再度ブチギレた。憤りながら、なんと言ったか、確か、
「それはテメェがテメェに似せて作ってんだから、
似てるのは当たり前だろうがああああぁぁぁぁぁーーー!!!」
と言ったと思う。
言いながら神に掴みかかろうとして、
次の瞬間には、地の底まで吹き飛ばされていた。
この出来事は天界中に知れ渡り、
天界にいる天使の約1/3が離反、天界を離れ堕天した。
特に自身の外観がヒトガタから遠い異形の天使ほど
離反率が高く、大海蛇やハエは激おこだったらしい。
ただ、少数派の異形でも、神の言葉を
「天使はヒトに尽くすべし」と好意的に受け取ったモノは天界に残った。
天使に"お人好し"が多い理由かもしれない。
逆にヒトガタでも「天使がヒトの下など論外」
という考えのモノは堕天した。
まあそんな理由で概ね天使にはヒトガタが多く、
堕天使には異形が多い。
私はこの史上最大の天使の反乱を「天使大反乱」と呼んでいる。
他のヤツがどう呼んでいるのかは知らない。
神、天使、ヒトで構成された世界に、
新たに堕天使、つまり「悪魔」が誕生した出来事である。
1つ疑問を解決しておこうか。
なぜ、神は「序列を決める」などと言いだしたのか。
それこそ"神のみぞ知る"といった所だが、
おそらくは「自分の作ったヒトを、天使に褒めて欲しかった」のだろう、と思う。
それを「序列を決める」などと言いだすあたりが、
とてもよくヒトに似ていて、愚かでおもしろいと思う。
推測なので、外れているかもしれないが。
そういえば自己紹介がまだだったな。
見た通り、紫みないな天使みたいな何かだ。
なまえは…Kでいいや。ヨロシク。
ああ、せっかくだからあと1つ疑問に答えておこうか。
Q.なぜ、バトロワゲームをやるのですか?
A.愚かでおもしろい、序列を決める"神ゲー"だからだ。
YouTubeチャンネル登録者数が増えたら
また何か書くかもしれないし、書かないかもしれない。
動画でしゃべるのは、なんか自己の拒絶反応半端ないから、今のとこパスで。
チャンネル登録よろしこ。
以上。蛇足…
熾天使は激おこになると羽が赤く燃えた炎のようになる。
— キレたK(Kei_Kireta) (@kiretak) October 30, 2020
火が炭にうつり火勢強く燃える様をみたヒトが、
よく似ているという理由でその現象の事を
熾(おこ)ると名付けたのだそうだ。
…まあ、半分くらい嘘だッ!
そして、熾天使の激おこが目撃された土地を
— キレたK(Kei_Kireta) (@kiretak) October 31, 2020
赤羽とか、英語圏ではred fetherと名付けたっぽい。
ヒトが地名に残すくらい
印象的な出来事だったと。
…半分くらいはホントの話かな、かな?