■善人より悪人の方がより救われる理由の解説と考察

やあ、キレたKだ。最近はYouTubeでフォートナイトの

クエスト攻略動画投稿やライブ配信している。

…が、超久々にブログ記事書く。

今回は「歎異抄(たんにしょう)」の話。

日本三大美文の1つで他2つは「徒然草」、「方丈記」

まぁ、賢い中学生でも理解できる言葉で書く。

以下は歎異抄の有名な一節

「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」

親鸞聖人の言葉で直訳すると、

「善人ですら往生できるのだから、悪人が往生をとげられないことはない」

となる。

一般的な感覚では、

「善人と悪人逆ではないか？」

「悪人の方がなお救済される、ってどゆこと？」

となるが、この一節に誤りはない。

■悪人の方がより救われる理由

「善人」と「悪人」の定義が現代と異なる。

コレが答えだが、

コレだけだと意味不明なので少し解説する。

親鸞の言う「善人」、「悪人」は

現代で言うところのそれでなく、

仏教で言うところの善人、悪人である。

仏教にもいろいろ宗派あるので一概には言えないが、

この仏教では前提として

「人はみな悪人である」

と定義している。

理由は、どの人もみな鶏や豚や牛畜生、

動植物をぶち殺して、その命を食らって生きているから。

直接でも間接でも。

生きるという事は、その命の上に立つ業を背負うという事なので。

そういう意味では生まれたばかりの赤子を除き、

すべての人はみな悪人であると言える。

そして善人というのは仏からみれば、

「己が命の犠牲の上に成り立つ悪人である」

という自覚のない勘違い野郎、という事になる。

ゆえに、自分を善人であると勘違いしている愚者でも

仏は救済するのだから、自分が悪である自覚のある者は

なおのこと救済される、となるのである。

以上だが、もう少し言えば、

悪の亜は亜熱帯や亜人の亜。

1つ足りない、1歩及ばないという意味である。

つまり悪人とは現代で言うところの犯罪者的なヤツではなく、

前述の、ヒトの背負う業や悪徳を自覚し、

心1歩及ばず、思い悩む者、苦悩する者、病む者の事を言う。

まぁ、アレだ。

悪を知りながら善行を成す事ができるのが、

善しか知らぬ天使とは違うヒトの強さ、ってヤツかな。

■まとめ

仏教的な意味での「悪人」なので善人よりなお救済される。

それを「悪人救われるなら犯罪してもOK」とか勘違いすると、

人は人により法的に裁かれる。

そんな曲解は釈迦も仏もドン引きで、

死後カンダタみたいに地獄に落ちる。

…地獄あるのかしらんけど。

まぁ人間界が軽度の地獄説が

ワイの中で渦巻いてるけどねぇ。

ちなみにワイは「歎異抄」読んだことない。

ただ、歎異抄を読んだヒトが

ネット上に公開している知見を読み総合的に判断すると

上記推論が導き出される、という事だ。

間違っている部分もあると思う。

だが、正誤やエビデンスの確認裏付けは私の仕事ではない。

ネット上の情報は鵜吞みにせず、

キチンと裏を取って正しいことを確認してから

使いましょう、って事だな。

以上。